日暮里博士

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日暮里博士(にっぽりはかせ)は、「スーパータロム」に登場するキャラクターであるお茶の水博士ではない

概要[編集 | ソースを編集]

「西沢君、スイッチを入れるぞ」

髭を蓄えた小太りの中年男性で、科学技術庁に勤める科学者である。アニメの王国版では彼の名前や素性がごっそりカットされている為、そのどちらも明かされないまま終わってしまうという不憫な扱いになっているが[1]、(タロム達が登場しない)前半パートにおける事実上の主人公である事が完全版で判明している。

人物[編集 | ソースを編集]

海の異変に対応する為の海底調査ロボの開発の最中に、から30年間交流が断たれていたかつての親友でありライバルであった西沢博士からの手紙を受け取り、スーツケース片手に彼が生息している無人島と化した八丈小島へ赴く。

その後、島の洞窟内に住む変わり果てた西沢との再会を果たし、夕日を眺めながら若き日の思い出を語った後、西沢から新婚旅行中に謎の光と自身の過失により妻のユキコ[2]を失った後に誰にも知られずに一生を過ごす事を決意した事、既に癌に侵されて余命いくばくもない事、地球を守る為に三人のサイボーグを30年の歳月をかけて開発していた事を明かされ、西沢の頼み三人に生命を与える協力をし、目的を果たして事切れる彼の最期を看取る。

西沢亡き後は彼が地球の平和を願い生み出したサイボーグであるタロム・ルビーファイターを妻と共に我が子同然に育てていた。しかし、海底調査ロボが突如原子力船「MARIMO」を襲撃時に慌てて帰宅をし、TVのニュースで事態を知り心配する三人に「お前達の本当のお父さんは私ではない」と唐突にカミングアウトをする。その後、動揺する三人に地球と人類を守る使命を託し、超速理解をさせた後に海底調査ロボの元へ送り出す。

妻との間には本当の子供はいないらしく、物語のラストで無事に帰還した三人と(かつての親友との再会時と同じように)夕日を眺めながら「西沢君、君は私達、いやこの地球に本当に素晴らしい子供達を残してくれた。ありがとう」と感謝しているが、偽子安から「博士のお子さん達はお元気ですか?」と聞かれた時にはんふぅと煮え切らない回答をしている。

その上自身も開発に協力した海底調査ロボに対しては「そう上手くいくといいのだが…」とあまり期待をしていない旨の発言をしておきながら、暴走時には「あのロボットは我が国の科学力の粋を集めたものだ…故障するなんて考えられん!」と、被害者の救出や事故処理よりも暴走した原因の調査を優先させるという人命を軽視した、倫理観に問題がある発言をする等、呑気そうな物腰が柔らかく温厚な印象に対して色々と屈託を抱えた性格のようである。

チャーケニストからは前述の対応もあってか「お茶濁し博士」と呼ばれる事がある何度も言うがお茶の水博士ではない

しかしながら、実の父ではない事をタロム達に打ち明けた際にショックを受けられたものの「今まで通り僕達のパパでいて」と懇願された事から、三人からは父親として深く慕われているようだ。

名前の由来はやはり日暮里駅からだろうか。もしそうだとしたら、御茶ノ水駅から取られたとされる「鉄腕アトム」の登場人物であるお茶の水博士に肖ったのかも知れない。 おかし、やはりお茶の水博士を意識してるじゃねぇか! テレビマガジン版コミカライズに秋葉原博士がいた事から想像致しますと、多分その可能性が高いでしょう。だがその他一切のことはわかりません!

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. Wikipediaでは完全版が公開されるまで「研究員」という名前で記述されていたが、完全版に先立って判明したコミカライズ版には名前が明記されている。
  2. 洞窟内の研究室でルビーを見た時の「ユキコにそっくり」という発言から、既に彼女との面識はあった模様。