ユキコ

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ユキコは、「スーパータロム」に登場するキャラクターである。氏名の正式な表記は不明。

概要[編集 | ソースを編集]

西沢博士の妻であり、本編開始時点で既に故人。彼女の存在は完全版にて初めて判明した。
出番は僅かだが主人公であるタロムルビーファイター誕生の根源に関わる重要な人物である。

人物[編集 | ソースを編集]

新婚旅行で夫・西沢と共に八丈島を訪れる。島では西沢がオートバイを走らせる際ノーヘルで同乗させられるが、西沢が水平線に見える怪しい光に気を取られバイクごと転倒。西沢は一命を取り止めた一方、無惨にも彼女は死亡してしまう。

ユキコの死は西沢の心に大きな傷を残すと共に、世を遁れつつサイボーグ開発に没頭する道と過信からなる無謀運転と不注意で彼女を死なせたあんまりな人間性を示す事となった。

生前、人類の為に優れたサイボーグの開発を目指す西沢を応援していた。また、熱帯植物に関心があったらしく、八丈島を訪れた時は間近で見られる事を楽しみにしていた模様。それ故に熱帯植物どころか草一本生えていない海岸のツーリングに付き合わされた挙句、事故に巻き込まれた彼女の最期はあまりに悲惨だったと言える。

なお、西沢博士が開発した3人のサイボーグの紅一点・ルビーは、日暮里博士曰くユキコにそっくりだそうだが、言う程似ていない[1]。 飛行機の窓から八丈島を眺めていた際に何故か瞳の色が青く描かれているが[2]、これは漫画・アニメ特有の表現なのか、上記の「ルビーがユキコに似ている」という伏線なのかは不明。

備考[編集 | ソースを編集]

現在では上記のようにヘルメットを装着せずにバイクに二人乗りの場合は『乗車用ヘルメット着用業務違反(運転者のみ)』、二人乗りで同乗者を死亡させた場合は『業務上過失致死(自動車運転過失致死傷罪)』、『道交違反法』等の罪に問われる。

だが、西沢夫妻が八丈島を訪れた1960年代半ば~末頃はまだ交通規制が緩かったらしく、二輪車の一般道でのヘルメット着用の義務化や罰則は存在していなかったが[3]、未装着による凄惨な事故が後を絶たなかった。その後、タロムが制作された1972年に『高速度規制が時速40キロを超える道路』でのヘルメット着用が義務化され、1978年には全ての道路やバイクでの義務化が実施され今日に至る。 詳しくは下記の文献や解説動画等を参照。

日本国内でのヘルメット着用義務化の流れ:ヘルメットの着用義務はいつから?
西沢夫妻の事故とほぼ同時期に起きた事例:ガードレールに頭がつきささる…… 1969年に起きた“ノーヘル二人乗りバイク”による交通事故の悲劇とは
解説動画:【1969年】ガードレールに頭が突き刺さり…ノーヘルで接触事故を起こした少年 「二輪車ノーヘル衝突事故」【ゆっくり解説】

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. テレビマガジン版コミカライズのルビーは麻呂眉ではない為、上記の設定にある程度の説得力が生じてはいる。
  2. このシーン以外でのユキコの瞳は黒く描かれている。
  3. ただし、1965年に既に高速道路での『ヘルメット着用努力義務』が規定されている。