蝶の大群が舞う
「蝶の大群が舞う」(ちょう-たいぐん-ま)は、「チャージマン研!」の第3話である。
本編[編集 | ソースを編集]
登場人物[編集 | ソースを編集]
あらすじ[編集 | ソースを編集]
昆虫学者が2枚の蝶の写真を説明する。1枚目は50年前に絶滅したというペルーの蝶「サンダナパレス・アグリアス」。蝶の世界では最も速く舞い、赤と青の翅は人の心を惑わすに十分な美しさを持つと言われる幻の蝶である。もう1枚目は、サンダナパレス・アグリアスに似ている人食い蝶で、人間の細胞を食うために鋭い口を持っているという。その蝶のスライド写真が壁に映し出され、その場にいた聴衆からは驚きの声があがる。
記者から尋ねられたパパが、人食い蝶に遭遇したときの様子を語り始める。久々の休日ともあり、郊外の農園に出かけピクニックを楽しんでいた一家。しかし、見つけたウサギを追いかけたバリカンが人を背負って戻ってきた。バリカンが人を拾ったという場所に一家が行くと、倒れた人間たちにに人食い蝶が群がっていた。一家は恐怖のあまり立ちすくみ、様子をうかがうしかなかった。
昆虫学者曰く、その蝶は今も日本のどこかにいるのかもしれないが、今後人間を襲う可能性など一切のことはわからないという。
人食い蝶を飼うジュラル星人。ジュラル星人は、50年前にサンダナパレス・アグリアスを救い出し、人間の細胞を食って増殖するようひそかに改良していた。
都市に現れたジュラルの円盤から人食い蝶が放たれる。人々は逃げまどい、次々と人食い蝶の餌食にされていた。魔王は、人食い蝶に人間を襲わせ、人間の細胞を餌に人食い蝶を増やそうと画策していたのである。この様子を見た研、キャロン、バリカン。研は変身し、アルファガンとビジュームベルトで人食い蝶を始末する。魔王は「覚えておけ!この仕返しは必ずする!」と言い残し、円盤は退却。ジュラル星人に闘志を燃やす研だった。
大量の蝶の死骸を目の当たりにする3人。「かわいそうな蝶さんね…」と悲しそうなキャロンに、「…うん」と複雑な表情を見せる研だった。
内容について[編集 | ソースを編集]
- ラインコミュニケーションズより発売されたDVDシリーズではこのエピソードが第1話として扱われる。
- 人食い蝶の口を「鷹のよう」と表現した昆虫学者だが、どう見ても鷹のようには見えない。
- 人食い蝶を目撃した時の事を説明するよう言われたパパが、蝶とは無関係な一家の会話から回想している。
- 魔王が円盤に乗り現場に赴いている。作中で魔王が現場に赴いている回は意外と少ない。
- 「さあ、チャージマン研を噛み殺すのじゃ」と口にする魔王の横顔がなぜか綺麗(綺麗な魔王)。
- ジュラルの円盤が退散する際、円盤の飛ぶスピードが異様に早い。
台詞[編集 | ソースを編集]
影響を与えた?主な作品リスト[編集 | ソースを編集]
- バイオハザード
- ファイナルファンタジータクティクス
- 宇宙の騎士テッカマン
- 科学忍者隊ガッチャマンF 第16話闇に舞う殺人蝶
- タイムクライシス4
- 怪奇大作戦 第2話「人喰い蛾」
- 金田一少年の事件簿「黒死蝶殺人事件」
- HOSPITAL. 6人の医師