囚人島大脱走
囚人島大脱走(しゅうじんとうだいだっそう)とは、「チャージマン研!」の第18話である。
本編[編集 | ソースを編集]
登場人物[編集 | ソースを編集]
あらすじ[編集 | ソースを編集]
100年後の未来では、刑務所は人工の囚人島に集約されていた。新たに収監される囚人はヘリコプターで護送されこの島にやってくる。
ある日、ある囚人が囚人島にやってきた。彼は刑務官に連れられ、監房へ入れられる。彼は同じ監房の囚人たちに対し、政府が囚人島の囚人たちを、開拓のためギャラン星へ連行しタダ働きさせるつもりだという噂を流す。 彼曰く、来週には宇宙船に無理やり乗せられるのだという。この噂を聞いた囚人たちは脱獄を決意する。彼は密かに銃を持ち込んでいた。彼や囚人たちは刑務官たちを襲い、彼が待機させておいた船に乗り込み島を脱出した。
伊豆囚人島から囚人約100人が脱獄、下田地区に侵入し暴虐の限りを尽くしているとテレビの緊急ニュースが伝える。それを見る研と研の友達。囚人たちは銃を持ち人々を攻撃する。
研はチャージマンに変装。囚人の一人が子供を殺そうとする彼を制止しようとするが、彼が人間でないと気付く。そして銃から放たれた光線を浴び消されてしまった。脱獄を率いたこの囚人の正体はジュラル星人だった。ジュラル星人は、囚人たちを利用し多くの人間を殺そうとしていたのである。ギャラン星強制労働の話も全くの出鱈目だった。
そこへ現れるチャージマン研。向い合っての決闘の末、ジュラル星人はアルファガンの前に倒れた。スカイロッドは、昇る朝日へ飛び立っていった。
内容について[編集 | ソースを編集]
- いつにも増してSEが仕事しない回。
- 冒頭の馴れーションにはじまり、ジュラル囚人が監房に入るだけで1分26秒も消化する尺稼ぎのためか、微妙に中身が薄い回。第37話「ハイジャックをやっつけろ!」ほど露骨でもなく第9話「ジュラルモンス登場」のように本編の内容と乖離した尺稼ぎでもないのだが…
- 囚人島にやってきたジュラル星人は脱獄を扇動するために銃を取り出すが、そのときの手が明らかにおかしい。体との位置関係から左手でなければおかしいのだが描かれているのは右手。このジュラルは関節が折れているか両方とも右手なのだろう。
- 脱獄を果たした囚人たちは下田地区に上陸し、そこで無辜の市民をジェノサイド。いったい囚人たちは何をしているんだ……と思えばジュラル星人の台詞からどうやら操られているらしい。その割には子供を撃ち殺そうとしたジュラル星人を「やめろ! 子供は殺すな!」と制止しているが。というか大人ならいいのか。
- 研には人間相手には変身しないという設定があるらしいが、ジュラル星人の仕業だと分かる前に変身している。まあ、勘(と運)のいい研のことだからジュラル星人の仕業と決め付けて変身したのだろう。
- ジュラル星人を倒した後、囚人たちをほったらかしにしてスカイロッドでさっさと帰ってしまったように見える。その後誰かが囚人たちを再び囚人島へ戻したのかもしれないが…
- 伊豆囚人島は「ハイジャックをやっつけろ!」にも名前だけ登場している。
「囚人島」について[編集 | ソースを編集]
今回の囚人島のような、犯罪者を島に隔離するという考え方は古くからあり、例えば、江戸時代、八丈島などの離島が罪人の流刑地とされていた。
ほかにも、孤島ではないものの、島全体が刑務所となっていた例として、アメリカ・サンフランシスコのアルカトラズ島にあるアルカトラズ刑務所が有名である。南北戦争時代のころから刑務所として使われていたが、島である故他の刑務所よりも維持コストが高く、1963年に閉鎖された[1]。
台詞[編集 | ソースを編集]
影響を与えた(であろう)主な作品[編集 | ソースを編集]
- 原作:椎名高志「絶対可憐チルドレン」:第8話「兵部京介! あ、出ちゃったの?」(超能力を持つ犯罪者を収容する島「イーストエデン」、囚人の一人が武器を持って脱獄を図る、船で陸へ向かい凶悪犯罪を起こそうとするなど構成が随分似ている(しかし船は破壊され失敗に終わる))
前回・次回リンク[編集 | ソースを編集]
- 前回: 第17話「研の秘密を探れ!」
- 次回: 第19話「銀行ギャング キャロンが危ない」