生きているロボット
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生きているロボット(い - )とは、「アストロガンガー」の第2話である。
今から10数年前―――近年数を減らしつつあるという宇宙の星を観測していた久造は、謎の飛行物体と共に地上へ墜落した一人の女性と遭遇。直ちに彼女を救出・介抱した。「マヤ」と名乗るその女は「カンタロス星」という今はなき遠い星から亡命してきたこと、そして「地球にブラスターが襲来する」という衝撃の事実を久造に話す。
久造とマヤの出会いから10年後、2人は結婚し一人息子のカンタローを授かる。マヤは母星から持ち込んできた、「生きている金属」―――いずれ来るであろうブラスターに対抗し得る唯一の生命体で強大なロボットを開発する構想を練っていた。完成には莫大な熱エネルギーが必要だというマヤに対し、久造は海底火山の活用を提案、金属を火口付近に設置した。
その一方でマヤは、ブラスターに故郷を襲われた際に浴びたX光線に体を蝕まれており、余命幾許もない状態にあった。病床に伏すマヤは、カンタローと久造に2つのペンダントと地球の未来を託し、まもなく息を引き取る。ほどなくして、海底火山から生命を持ったロボット「ガンガー」が誕生したのだった。
そんなカンタローとガンガーの誕生をふと思い返していた久造の下へ、早川から「自然公園にロボットのような怪物が現れた」との一報が入る。
- ガンガーの誕生秘話について明かされる重要エピソード。前半パートのほとんどは星博士の回想となっており、今話はアストロガンガーの実質的なエピソード0に相当する。
- カンタローが純粋な人間ではなく、地球人とカンタロス星のハーフであること、カンタローがガンガーと合体して戦う理由なども判明する。
- ガンガーはカンタローの知能を併せ持つことで初めて最大限に戦えるというマヤの発言が、後半の実戦において濃厚に描かれている。顔面を崖にぶち当てて敵に嘲笑われている様子はなんとも言えぬ哀愁を誘う。
- カンタローは算数が
弱点苦手らしい。 - マヤは地球に来て間もないながら、既に高度な地球の言語能力を会得しており、10年後にはさらに流暢な日本語を話している。
- まだ赤ん坊のカンタローについて「別にカンタローをどうにかしようと言うわけではない」と言いつつ「ガンガーとカンタローを合体させる必要がある」と衝撃発言を繰り出すマヤ。一応その直後に2人を一時的に融合させる力を持つペンダントについて言及されるため、決して幼子を錬成の材料に…的な意味ではないことがわかるが、それにしても話の順序が逆であり誤解を招きかねない。
- 噴火している海底火山にスキューバダイビングの装備で接近し、素手で付近の土を掘る星博士とマヤの凄まじい行動力も見もの。
- マヤの死、そしてガンガーの誕生から現在に至るまでの博士の老け具合もしばしば話題に挙がる。愛妻の急逝がよほど心身に堪えたか。