ギロチン
ギロチンは、2本の柱とその間に吊るした刃からなる斬首刑の執行具。「断頭台」とも呼ばれる。『チャージマン研!』では第10話『バリカン大暴れ!』にてジュラル星人たちが使用した。

(バリカンを除く)泉家全員の拉致に成功した魔王率いるジュラル星人。円盤にて魔王は氷漬けにされ身動きを封じられた研に、自らの最期を迎えることとなる死に場所を示した。
博「あれは、数百年前我々人間が使っていたギロチン台!」 魔王「よく見ろ。これこそお前らが死ぬにふさわしい道具ではないか!」
地球侵略を阻止されるばかりか10話にして既に同胞を幾人も亡き者にされているジュラル星人にしてみれば、チャージマンとその一家は償えど許し難き「罪人」に等しかった。
間もなくキャロンを泣き叫ぶのも構わず台に固定し、最初の執行が行われる…かと思いきや、いつの間にか内部に潜入していたバリカンが起こした騒動により円盤は爆発の危機に。泉家もジュラル軍も避難を余儀なくされたため、刑は未執行に終わった。
地球人の500年先を行く科学力を擁するはずのジュラル星人が、なぜわざわざ18世紀末のフランス革命で発明された道具という回りくどい…というか古い手段を選んだのだろうか[1]。魔王の「お前らが死ぬにふさわしい道具」というセリフから察するに、「ジュラルより進歩の遅れた人間には時代遅れの道具で葬ってやろう」というような皮肉を込めたのかもしれない。
ギロチンを発明したフランスの政治家・ジョゼフ=イニャス・ギヨタン[2]は、かつての医師としての経験から絶命までに過剰に苦痛を与える処刑方法[3]に反対していた。死刑廃止が叶わずとも「苦痛が少なく身分や貧富を問わず平等で人道的な死刑が実現できないか」という彼の理念から生まれたのがギロチンである。
こうしたギロチンの誕生背景と照らし合わせると、「宿敵ながらせめて楽に死なせてやろう」というジュラル聖人イズム溢れる慈悲深さが感じられないだろうか?
なお、ジュラルが用意したギロチンの刃は角度がほぼ水平に近い。史実ではギロチン製造に携わったトビアス・シュミットの案により[4]、刃に傾斜を付け切れ味を増すことで即死性を高めているのだが、これでは死ぬまでに無駄な苦痛を与えてしまう可能性が高い。
まあ、ジュラルはあくまでも情を捨て去った種族であり、あまつさえ仲間を無慈悲に虐殺されているのだから、研一家にそこまでの慈悲を与える義理などないと言えるが。
- この回で活躍した「バリカン」とは「ルーツや語源がフランス由来」という共通点がある[5]。
- ジュラル星人は、後の第46話『恐怖!白髪老婆の家』ではキャロンたちを火刑に処そうとしており、ギロチン刑よりもさらに時代が逆行している。
そこまで頑なに先人流にこだわって失敗するぐらいならジュラル流にやればいいのに…。