チャージングGO!!
「チャージングGO!!」とは、泉研がスペクトルアローを装着する時に叫ぶ言葉。
概要
この掛け声の後にK→V→K→V→K→V→K→Vと大きく一文字ずつ映り、ビジュームベルトが回転するとチャージマンに変装完了する。 また、変装中はチャージキャンセルが発動する。
変装には一定量の光量(…と言っても石を鉄格子に叩き付けて出る火花程度で足りるらしい)を確保した上で「チャージングGO!!」と叫ぶ必要があるようで、真っ暗闇だったり、声が出ないほど喉が乾いていたりすると変装することができない。アニメ・特撮ヒーローといえば変身・パワーアップ時の勇ましい決め台詞だが、チャージマンに関してはこの台詞を確実に唱えられる事自体が変装につながる条件となっていることがわかる。どう見ても声を出す前から発動しているようにしか見えないが。
変装シーンではOPの曲(通称キチビク、ジュラル処刑用BGM)が流れる。歌ありの場合やインスト版、ギターソロから始まる場合と様々だが、第12話「野菜サラダが食べられない」や第18話「囚人島大脱走」等ではBGMが流れないで変装が終了する[1]。後述の第19話といい、担当者は焦っていたのかもしれない。第19話「銀行ギャング キャロンが危い!」ではSEスタッフがBGMの出番をうっかり忘れてしまった一幕もある。
第36話「戦慄!悪魔の病院」からは変装シーンが始まった時にSEが追加されており、第41話「シンデレラの少女」からは変装シーン始まりのSEも一新し、「チャージングGO!!」の後発光と共ににSEが追加されている。また基本的に回が進むにつれ「チャージングGO!!」の声のテンションも上がっている。
第20話「ガールフレンドが出来た」回の「チャージングGO!!」の声の短さは特筆すべきである。ガールフレンドを追いかけるので急いでいたんだろう。諸説あるが、第57話「南極遊園地」の「チャージングGO!!」が最もテンションが高いと言われている。
ポーズ
研がチャージマンに変装するまでのポーズは以下の通り。
- バンザイポーズのまま後ろへ宙返りする(両足は閉じる)。
- 一回転したところで左手のみ少し下げて拳を握る。右膝を上げる。
- そのまま着地。
- 「チャー…」両手を水平に上げる。
- 「ジング…」両手を胸の手前でクロスさせる。
- 「GO!!」右手を頭上へ掲げ、フレミングの法則のような指の形にする。左腕は曲げ握り拳を作る。
この変装シーンは、手をクロスしてから行うものなのだが、よく見ると、研の両手があまりにも不自然にブレているのが分かるのである。それも全話で[2]。これは、変装するときの絵のコマのうち2つが入れ替わってしまっているためである。したがって、この2つのコマを修正すると非常に滑らかになる。
これが放送中一度も修正されなかった原因としては、バンクシステム(頻繁に使われるシーンを保存し、使いまわすシステム)によるものが有力とされているが、あろうことかその重要なシーンでミスをやらかしてしまったのである。普通の製作会社ならすぐに修正するものであろうが、これもまたナッククオリティなのかもしれない[3]。
その他
中国のビリビリ動画などの動画サイトではツァン・ジン・コン(蒼井空、中国で大人気のAV女優蒼井そらの中国語読み)という空耳が定着している。
脚注
- ↑ 第18話は厳密には変装のSEに直前のシーンのBGMと直後のシーンのキチレコがほんのわずかに重なっている。
- ↑ 元からこのような動きである可能性もあるが、星くんにチャージングGO!!の真似をして見せる時にはこのようなブレはなかった。もっともこの時の動きは後に使い回されて宙返り前に行う動作と言うことになったが。
- ↑ この動作の前の宙返りでは1コマ彩色ミスがあったのだが、そっちは修正された。オープニングではここも無修正のまま使われているので宙返りのときに一瞬だけブーツが白くなる。