のら犬ペスの冒険

提供:チャージマン研!Wiki
2022年11月7日 (月) 20:58時点におけるENTER212 (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

のら犬ペスの冒険」( - いぬ - ぼうけん)は、ナックが制作したパイロットフィルム。

概要[編集 | ソースを編集]

村野守美による漫画「ほえろボボ」を原作としたアニメ。母親に会えず独りぼっちでありながらも直向きに生きる子犬のペスを主役とした作品である。

アニメの王国 ドナルドダック」に収録[1]。ナックとは無関係のアニメを収めたDVDのおまけ扱いだったため、当初はあまり注目されていなかったものの、2016年にニコニコ動画に本編が投稿された事をきっかけにチャーケニストから大いに注目を浴びる。

3分強程度の短いアニメながら、「チャージマン研!」に負けず劣らずの超展開や視聴者に伝わりづらい演出に定評がある。パイロット版とはいえあまりに残念なクオリティからネタにされがちだが、一方で多くのMADや合作が作られるなど根強い人気を持つ。

劇中前半BGMには、NHK「みんなのうた」でも放送されたシンガーズ・スリーの「春をよぶ夢」が使用されている。

結局「ペス」はお蔵入りになってしまったものの、1980年に和光プロダクション制作で「ほえろブンブン」の題でテレビアニメ化され、東京12チャンネル(現:テレビ東京)他地方各局で単発1話+シリーズ全38話が放送された。また、1987年4月にはマッドハウス制作で劇場アニメ化もされている。

2021年に発売されたBD版「チャージマン研!」には特典DVDとして本作が収録されている。

あらすじ[編集 | ソースを編集]

摩天楼が軒を連ねる都会の街。ある日突然捨てられたのら犬のペスは、この裏町に暮らしていた。離ればなれになった母の事を時々思い出し寂しさを感じつつも、ペスはいつか母と再会できる日を信じて明るく逞しく生きるのだった。

登場人物[編集 | ソースを編集]

ペス
声 - 野沢雅子
主人公ののら犬。元は母親と幸せに暮らしていたが、ある時箱に入れられたまま捨てられてしまった。大のお母ちゃん子だが幼いながらも強い自立心が身についており、母親との再会を夢見て日々冒険を続けている。だが、ポジティブ過ぎて意味不明なそそっかしい行動が多い。一人称は「おいら」。雷と猿が大嫌い。
のら犬のおじさん
ペスと同じく裏町に住むのら犬の親分。
いも虫君
緑色のイモムシ。ペスと同じく独りぼっちらしい。
母ちゃん
ペスの母親。心優しくペスに色々な話をしてくれた。作中には登場しない。

名言・迷言[編集 | ソースを編集]

  • 「おいらだっておんなじのら犬だからさ、くよくよしないで遊んじゃおっと(?)」
  • 「ひゃぁ~怖い!雷とお猿さんは大っ嫌いなんだ!」
  • 「おいらだってこのライオンのように強く、そして立派になってみせるから」
  • 「ある日、母ちゃんのおっぱい飲んでいたら、いきなりこんな箱に入れられて、遠い遠い所へ捨てられちまったんだ」
  • 「おいらいろんな話をしてくれた、優しい母ちゃんが好きだ。大好きだ」
  • 「かあちゃあああああああああああん!!!」
  • 「母ちゃんもどっかであの星見てるかな?」
  • 「あれれれ?いも虫君も独りぼっちなの?」
  • 「ぃやいところぉー…ぅわったゃ…なんだおいらの顔だったのか」
  • 「めそめそしない、くよくよしない」
  • 「おいら泣かない!おいらくじけない!おいらペス!!のら犬ペス!!!

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. ジャケットには「野良犬ベスの冒険」と誤表記されている。

関連項目[編集 | ソースを編集]