記憶を無くした少女の台詞書き起こし

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ママ「キャロンとバリカン、おとなしく留守番してたかしら?」
パパ「うん、急ごう」
パパ・ママ「アー」
ナオコ「アーーー」
パパ「君!」
「おい、大丈夫かい!大丈夫かい!君!」
ママ「しっかりするのよ」

「パパ、この子、助かるの?」
パパ「ああ、もう大丈夫だよ。とにかく私はこれから地区警察に行ってくるからね」
「じゃあ、後は頼んだよ」
ママ「ええ」
「あっ」
ナオコ「うーーーんあっ」
ママ「あっ気がついたのね」
キャロン「よかった」
ナオコ「ここは一体どこ?」
キャロン「あたしのおうちよ、心配しないで!」
ごめんねー、僕のパパが君を車で轢いちゃってー
ナオコ「車で…私を車で轢いたの…?」
キャロン「お名前なんていうの?」
ナオコ「あたし名前…」
「君、どこの学校?」
ナオコ「学校…」
ママ「これ研にキャロン、まだ本調子じゃないんだからダメよ。さあ、心配しないでもう少しお休みなさい」
「さあ、静かに。私達は向こうの部屋に行ってましょ」

パパ「車にぶつかった時のショックで、あの子は完全に記憶喪失にかかってしまったんだよ」
「ええ!?じゃあ自分の名前も住んでいる家も、みんな忘れてしまったの?」
パパ「うん。地方警察の協力で、新聞やテレビにも写真を出してもらったから」
「その内、あの子の家族から連絡があると思うのだがなあ」
ママ「だからその間、あの子にこのうちに住んでもらおうと思ってパパと決めたのよ」
「うんそれはいいや!な?バリカン!」
バリカン「いいですとも!」

ママ「行ってらっしゃい」
研・キャロン・バリカン「行ってきます」
パパ「研、みんなを頼んだよ」
「任しといて!宇宙ステーションに行ったらキャロンとこの子…あーそうだ」
キャロン「名前がわかんなくて不便ね。えっとそうだわ『ナオコ』ちゃんっていうのはどう?」
ナオコ「うんうん」
ママ「早くあの子の記憶が戻ればいいわね」
パパ「ああ…」

「うっひゃあすげえなあ~」
ナオコ「ウフフ」

「ナオコちゃん、あんなに小さく見えるよ」
「おーーーい」

バリカン「キャロンずるいよ!」
「早く僕にも見せてよ!」
キャロン「待ってよ今お兄ちゃん達を探してるの」
「見つけたわ!あれ?でもナオコちゃんがいないわ」
バリカン「あんな嘘ついて!ちゃんと二人仲良くいるじゃありませんか!」
キャロン「あれ~ほんとだわ!」

「ナオコちゃん、ほら見てごらんよねえ?キャロンとバリカンだろ?」
バリカン「あんな事ばっか言って自分ばっか見てるなんてずるいよ!もう……エイッ!」
キャロン「アン!」

バリカン「た、大変だ、あれはジュラル星人だ!」
キャロン「なんですって!? お兄ちゃーん!」
バリカン「た、たた大変だ!」

「キャロンとバリカンだよ、ネ!」
ナオコ「あ~」
「あ~あ~何をするんだ!あ~離せ~!離せ~!ア゛~~!」
キャロン「お兄ちゃん、ジュラル星人よ~」
バリカン「研!」
「くそ~離せ~!ちくしょう!アー……」
「アーーー!」

バリカン・キャロン「アーーーー」

「くそ~、うぅ……」
「負けるもんか! ア゛ッ!」

チャージングGO!!

「えーーーい!」
「ジュラル星人め!」
ナオコ「くそー見破られては仕方ない!」
「アーー」
ナオコ「アア゛ーーーーー……」

キャロン「お兄ちゃん」
バリカン「研」
「おーい」

パパ「そうか、あの少女がジュラル星人だったとはな。そうと分かっていれば、あの時…
ママ「あなた もう交通事故は懲り懲りよ~」
パパ「ん?そうだな」
研・キャロン・バリカン「ヘヘヘハハハ」
(どこまでも卑怯なジュラル星人め。いつでも来い。僕が正々堂々と戦い、地球の平和を守ってみせるぞ!)