僕のパパは時代おくれ?

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2020年3月29日 (日) 12:18時点における126.66.105.209 (トーク)による版
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本編

登場人物

あらすじ

ある日の朝、学校に登校する生徒たち。研は、浮かない表情で壁にもたれる研のクラスメイト、おさむ君を見つける。学校に行きたくないというおさむ君。自分の父親のことで他のクラスメイトにいじめられたらしい。

おさむ君の父親は、今の時代が大嫌いでわざと昔風の生活をしていた。ある夜、満月をみて、「おさむや、あの満月には何が住んでいると思う?」とおさむ君の父親。「月には今、基地が五つ、宇宙船と人工衛星が…」とおさむ君。しかしおさむ君の父親は「月にはウサギさんがいて、餅をついておるのじゃ!」と。近くにいた人々からは笑われ、恥ずかしそうにするおさむ君。

人々がムーブウェイ[1]に乗って移動する傍ら、おさむ君の父親は下駄をはいて歩くも、下駄の緒が切れて転んでしまったところを笑われてしまう。雨の中傘を差しながら歩くおさむ君の父親。しかし傘が使い物にならなくなってしまい、透明なドームの中に入り移動する人々からは笑われてしまう。街中で頭上を走る列車[2]の騒音に耳をふさいでいたところ、ロボットに無理やりムーブウェイの乗せられてしまう。腹いせに下駄を飛ばすと自動販売機にぶつかり、大量の商品が飛びだしてきて埋もれてしまう。公園では、落下傘ゲームを楽しんでいた若者たちを見て腰を抜かしてしまった。こうして、おさむ君の父親はいたるところで笑いものになっていた。

耐えかねたおさむ君の父親は、木にロープを掛け、首をつって自殺しようとしていた。しかし枝が折れ失敗してしまう。すると、別の枝にロープがかかっているのを見つける。そしてジュラル星人が現れ、手助けをすると言う。おさむ君の父親は気が変わるが、それでも執拗に迫るジュラル星人。そこに研が現れた。研はその場にいたジュラル星人をやっつける。

木の陰からおさむ君が現れ、おさむ君の父親が抱きしめる。昔風の生活をやめるつもりはないおさむ君の父親だが、それでもおさむ君は父親を誇りに思うのだった。

考察

これを見ると「チャー研の世界の日常」が良く分かるだろう?

動く歩道(ロボット曰くムーブウェイという名称らしい)が街中に張り巡らされ、殆どの人は歩かずに移動できるんDA。というか、ロボットによってムーブウェイに乗る事を強いられているんDA。ムーブウェイは他の話でも度々登場しているが、結構分かりづらいだろう?雨の日はドームのような物で歩行者を覆っているんDA。電車は空中を走行しているのに、SEが余計な仕事をするせいで何故かレールのようなガタゴト音がするだろう?専門的なことはともかく、宇宙局によって月面開発が進んでいるんDA。

チャー研にしては話自体のコンセプトは割と良く練られた話といって良いだろう。話のオチもかなりまともに締められている。ただ細かく見ると、開始早々おさむ君の物騒な台詞「あんな奴ら、誰かに殺されればいいんだよ!」、回想シーンでのキチガイつつ、いつ回想シーンを抜けたのか分からない構成、おさむ君のパパの突然すぎる生きる決意等、やはりいつもどおりツッコミ所満載である。

ちなみに、最初のシーンで研が名指しでイジメっ子として挙げられおさむ君に「誰かに殺されればいい」とまで言われるマモル君は一切登場しない。出番もないのに勝手にボロクソ言われたかなり不憫なキャラと言えるだろう。たまに某MAD中に出てくる流れがそれっぽいので勘違いしてる人がいるが、前述の通り「誰かに殺されればいい」と言われているのはマモル君であり、おさむ君のパパではないので注意。

落下傘ゲームというのが流行しているらしい。どう見てもパラシュートで降下しているようにしか見えない。その点ゲームというよりはアクティビティであるが、何かゲーム要素でもあるのだろうか。もとより、街中をパラシュートで降下しているのは危険ではないか?

それにしても、落下傘ゲームの参加者といい吉阪博士といい一部のジュラル星人といい、生足が流行りなのだろうか?

脚注

  1. 動く歩道のこと。おさむ君の父親を無理やりムーブウェイに乗せたロボットのセリフから。
  2. 空中を走っているのか、あるいはモノレールかは不明。