「僕のパパは時代おくれ?」の版間の差分

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== あらすじ ==
== あらすじ ==
ある日の朝、学校に登校する生徒たち。研は、浮かない表情で壁にもたれる研のクラスメイト、おさむ君を見つける。学校に行きたくないというおさむ君。自分の父親のことで他のクラスメイトにいじめられたらしい。
ある日の朝、学校に登校する生徒たち。研は、浮かない表情で壁にもたれるクラスメイト、おさむ君を見つける。勉強はもう嫌だというおさむ君。自分の父親のことでマモル君にいじめられたという。


おさむ君のパパは、今の時代が大嫌いでわざと昔風の生活をしていた。ある夜、満月をみて、「おさむや、あの満月には何が住んでいると思う?」とパパ。「月には今、基地が五つ、宇宙船と人工衛星が…」とおさむ君が答えると、「月にはウサギさんがいて、餅をついておるのじゃ!」と返されてしまった。居合わせた人々からは笑われ、恥ずかしそうにするおさむ君。
[[おさむ君のパパ]]は、今の時代が大嫌いでわざと昔風の生活をしていた。ある夜、満月をみて、「おさむや、あの満月には何が住んでいると思う?」とおさむ君のパパ。
「月には今、基地が五つ、宇宙船と人工衛星が…」とおさむ君が答えるが、「[[大馬鹿者!月にはうさぎさんがいて、餅をついておるのじゃ!‎]]」と怒られてしまった。居合わせた人々からは笑われてしまう。
笑われても頑固な態度をとるおさむ君のパパに対し、恥ずかしそうにするおさむ君。


人々がムーヴウェイ<ref>動く歩道のこと。おさむ君のパパを無理やりムーヴウェイに乗せたロボットのセリフから。</ref>に乗って移動する傍ら、おさむ君のパパはムーヴウェイに乗らず下駄をはいて歩くも、下駄の緒が切れて転んでしまう。雨の中、透明なドームの中に入り移動する人々をよそに傘を差しながら歩くが、傘がぼろぼろになり使い物にならなくなってしまった。街中で頭上を走る列車<ref>空中を走っているのか、あるいはモノレールかは不明。</ref>の騒音に驚いて耳をふさいでいたところ、ロボットに無理やりムーヴウェイへ乗せられてしまう。腹いせに下駄を飛ばすと自動販売機にぶつかり、大量の商品が飛びだしてきて埋もれてしまう。公園では、落下傘ゲームを楽しんでいた若者たちを見て腰を抜かし、「最新流行の落下傘ゲームだぜ!知らないのかよ?」と馬鹿にされる。こうして、おさむ君のパパはいたるところで笑いものになっていた。
人々がムーヴウェイ<ref>動く歩道のこと。おさむ君のパパを無理やりムーヴウェイに乗せたロボットのセリフから。</ref>に乗って移動する傍ら、おさむ君のパパはムーヴウェイに乗らず下駄をはいて歩くも、下駄の緒が切れて転んでしまう。雨の中、透明なドームの中に入り移動する人々をよそに傘を差しながら歩くが、傘がぼろぼろになり使い物にならなくなってしまった。街中で頭上を走る列車<ref>空中を走っているのか、あるいはモノレールかは不明。</ref>の騒音に驚いて耳をふさいでいたところ、ロボットに無理やりムーヴウェイへ乗せられてしまう。腹いせに下駄を飛ばすと自動販売機にぶつかり、大量の商品が飛びだしてきて埋もれてしまう。公園では、落下傘ゲームを楽しんでいた若者たちを見て腰を抜かし、「最新流行の落下傘ゲームだぜ!知らないのかよ?」と馬鹿にされる。こうして、おさむ君のパパはいたるところで笑いものになっていた。


とうとう耐えかねたおさむ君のパパは、木の枝にロープを掛け、首をつり自殺しようとしていた。しかし枝が折れ失敗してしまう。すると、別の枝にロープがかかっているのを見つける。そしてジュラル星人が現れ、手助けをすると言ってきた。パパは気が変わるが、一人でも多くの人間が消えることを望むジュラル星人は執拗に迫る。そこに研が現れ、その場にいたジュラル星人をやっつける。
公園のベンチに一人腰掛けるおさむ君のパパ。機械だらけの世の中に耐えかねたおさむ君のパパは、公園の木の枝にかけられていたロープで首をつり自殺しようとする。しかし枝が折れ失敗してしまう。
別の枝にロープをかけようとするが、すでにロープがかかっているのを見つける。そしてジュラル星人が現れ、自殺の手助けをすると言ってきた。おさむ君のパパは気が変わるが、一人でも多くの人間が消えることを望むジュラル星人は執拗に迫る。
そこに研が現れ、その場にいたジュラル星人を全員始末した。


木の陰からおさむ君が現れ、パパが抱きしめる。「時代遅れ」扱いされ腹を立てるパパだったが、それでもおさむ君は自分の父親を誇りに思うのだった。
木の陰から現れるおさむ君が現れ、おさむ君のパパが抱きしめる。「時代遅れ」扱いに腹を立てるおさむ君のパパだったが、それでもおさむ君は自分の父親を誇りに思うのだった。


== 内容について ==
== 内容について ==
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* 落下傘ゲームというのが流行しているらしい。どう見てもパラシュートで降下しているようにしか見えない。その点ゲームというよりはアクティビティであるが、何かゲーム要素でもあるのだろうか。もとより、街中をパラシュートで降下しているのは危険ではないか?
* 落下傘ゲームというのが流行しているらしい。どう見てもパラシュートで降下しているようにしか見えない。その点ゲームというよりはアクティビティであるが、何かゲーム要素でもあるのだろうか。もとより、街中をパラシュートで降下しているのは危険ではないか?
* 落下傘ゲームの参加者といい吉阪博士といい一部のジュラル星人といい、生足が流行りなのだろうか?
* 落下傘ゲームの参加者といい吉阪博士といい一部のジュラル星人といい、生足が流行りなのだろうか?
==前回・次回リンク==
* 前回: 第32話「[[金庫破りの名人]]」
* 次回: 第34話「[[スカイロッド 地底に突っこめ!]]」


==脚注==
==脚注==

2021年1月16日 (土) 14:56時点における版

「僕のパパは時代おくれ?」(ぼく-じだい)は、『チャージマン研!』の第33話(DVD版では34話)である。

本編

登場人物

あらすじ

ある日の朝、学校に登校する生徒たち。研は、浮かない表情で壁にもたれるクラスメイト、おさむ君を見つける。勉強はもう嫌だというおさむ君。自分の父親のことでマモル君にいじめられたという。

おさむ君のパパは、今の時代が大嫌いでわざと昔風の生活をしていた。ある夜、満月をみて、「おさむや、あの満月には何が住んでいると思う?」とおさむ君のパパ。 「月には今、基地が五つ、宇宙船と人工衛星が…」とおさむ君が答えるが、「大馬鹿者!月にはうさぎさんがいて、餅をついておるのじゃ!‎」と怒られてしまった。居合わせた人々からは笑われてしまう。 笑われても頑固な態度をとるおさむ君のパパに対し、恥ずかしそうにするおさむ君。

人々がムーヴウェイ[1]に乗って移動する傍ら、おさむ君のパパはムーヴウェイに乗らず下駄をはいて歩くも、下駄の緒が切れて転んでしまう。雨の中、透明なドームの中に入り移動する人々をよそに傘を差しながら歩くが、傘がぼろぼろになり使い物にならなくなってしまった。街中で頭上を走る列車[2]の騒音に驚いて耳をふさいでいたところ、ロボットに無理やりムーヴウェイへ乗せられてしまう。腹いせに下駄を飛ばすと自動販売機にぶつかり、大量の商品が飛びだしてきて埋もれてしまう。公園では、落下傘ゲームを楽しんでいた若者たちを見て腰を抜かし、「最新流行の落下傘ゲームだぜ!知らないのかよ?」と馬鹿にされる。こうして、おさむ君のパパはいたるところで笑いものになっていた。

公園のベンチに一人腰掛けるおさむ君のパパ。機械だらけの世の中に耐えかねたおさむ君のパパは、公園の木の枝にかけられていたロープで首をつり自殺しようとする。しかし枝が折れ失敗してしまう。 別の枝にロープをかけようとするが、すでにロープがかかっているのを見つける。そしてジュラル星人が現れ、自殺の手助けをすると言ってきた。おさむ君のパパは気が変わるが、一人でも多くの人間が消えることを望むジュラル星人は執拗に迫る。 そこに研が現れ、その場にいたジュラル星人を全員始末した。

木の陰から現れるおさむ君が現れ、おさむ君のパパが抱きしめる。「時代遅れ」扱いに腹を立てるおさむ君のパパだったが、それでもおさむ君は自分の父親を誇りに思うのだった。

内容について

  • 「チャー研」の描く未来の世界の日常がよくわかる回。「ムーヴウェイ」なる動く歩道が街中に張り巡らされ、歩くことなく移動できるんDA。というか、ロボットによってムーブウェイに乗る事を強いられているんDA。ムーブウェイは他の話でも度々登場しているが、結構分かりづらいだろう?雨の日はドームのような物で歩行者を覆っているんDA。電車は空中を走行しているのに、SEが余計な仕事をするせいで何故かレールのようなガタゴト音がするだろう?専門的なことはともかく、宇宙局によって月面開発が進んでいるんDA。
  • 月でウサギが餅をついていると真顔で言うおさむ君のパパ。時代遅れな風を出したかったのだろうが、いい年をした大人のセリフとは思えない。
  • チャー研にしては話自体のコンセプトは割と良く練られた話といって良いだろう。話のオチもかなりまともに締められている。ただ細かく見ると、開始早々おさむ君の物騒な台詞「あんな奴ら、誰かに殺されればいいんだよ!」、回想シーンでのキチガイつつ、いつ回想シーンを抜けたのか分からない構成、ジュラル星人が現れ突然気が変わるおさむ君のパパなど、やはりいつもどおりツッコミどころ満載である。
  • ちなみに、最初のシーンで研が名指しでイジメっ子として挙げられおさむ君に「誰かに殺されればいい」とまで言われるマモル君は一切登場しない。出番もないのに勝手にボロクソ言われたかなり不憫なキャラと言えるだろう。たまに某MAD中に出てくる流れがそれっぽいので勘違いしてる人がいるが、前述の通り「誰かに殺されればいい」と言われているのはマモル君であり、おさむ君のパパではないので注意。
  • 落下傘ゲームというのが流行しているらしい。どう見てもパラシュートで降下しているようにしか見えない。その点ゲームというよりはアクティビティであるが、何かゲーム要素でもあるのだろうか。もとより、街中をパラシュートで降下しているのは危険ではないか?
  • 落下傘ゲームの参加者といい吉阪博士といい一部のジュラル星人といい、生足が流行りなのだろうか?

前回・次回リンク

脚注

  1. 動く歩道のこと。おさむ君のパパを無理やりムーヴウェイに乗せたロボットのセリフから。
  2. 空中を走っているのか、あるいはモノレールかは不明。