ドン・チャック物語

ドン・チャック物語」は、1975年4月5日~9月27日および1976年4月7日〜1978年3月25日に東京12チャンネル(現在のテレビ東京)で放送されたナック制作のアニメ。放送は「チャージマン研!」より後である。

概要編集

なぜか放送期間に半年ほど間隔があいており放送枠も移動しているが連続した作品である。また全99話で、ナック作品中最も長い作品。

後楽園ゆうえんち(現在の東京ドームシティ)のマスコットキャラを主人公にした作品である。

物語は、ザワザワ森の中心を流れるジャブジャブ川に住むビーバーのチャックが、そこに住む森の動物たちとの友情を深め、成長していく様を描いたもの。

...これくらいなら、普通の子供向けアニメなのだが、中には子供向けとは思えないくらい重く、シリアスなストーリーも存在する。また、話の中で登場する悪役も詐欺、窃盗、強盗、恐喝、監禁、誘拐、殺人などの過激な悪事をやらかす回もあり、多くの視聴者にトラウマと不安感を与えた。可愛らしい動物キャラクターに反してストーリーが重い点は同じくナック制作のスーキャットと共通している。

透明少年探偵アキラ」、「グロイザーX」同様、ナックの過去作品のBGMがいくつか流用されており、例えば、2話では「正義を愛する者 月光仮面(透明少年探偵アキラ)」のBGMが、5話ではなんとキチレコが使われている。

人気編集

ナック作品の中では当時は評価が高めだったらしく、夏には再放送が多くされたとか。ネット上では、2006年春頃から画像掲示板ふたば☆ちゃんねるの「テレビ板」において「コンビニいてくる」のコメントを付けたドン・チャックが走りながら後ろを振り向いている画像が頻繁に使われ一部の住民の間で人気となった。

2012年6月20日にDVDが発売された。チャーケニストとしては抑えておくべきだろうか。

因みに主人公のチャックやヒロインの「ララ」は前述の通り、現在も東京ドームシティアトラクションズのマスコットキャラとして活躍している(ただし、現在のデザインは当時のアニメ版とは大きく異なる)[1]

2015年にキッズステーションのYouTube公式アカウントにてチャー研をはじめとするナックアニメの一話が無料配信されているが、何故か「ドン・チャック物語」は配信されていない。

...と思われていたが、2016年現在ドン・チャック物語の無料配信が決定された。

脚注編集