サイコアーマーゴーバリアン

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サイコアーマーゴーバリアン」は、ナック製作のTVアニメ。原作は永井豪とダイナミック企画。テレビ東京系で1983年7月6日から同年12月28日まで全26話放送。

概要[編集 | ソースを編集]

アストロガンガー』『グロイザーX』に続くナック製作のロボットアニメ。

ストーリーは異次元宇宙のガラダイン軍の地球侵攻に対抗すべく、彼らと同じ異次元の科学者ゼクー・アルバが地球のサイコ・ジェネス(無から物質を生成する能力)の持ち主たちを超能力戦士として結集、彼らの超能力で創造される巨大ロボット「サイコアーマー」で立ち向かうというものである。サイコアーマーは超能力によって強大な戦闘能力と自己再生能力を持っている。主人公イサム・ナポトが生成させたサイコアーマーが「ゴーバリアン」である。

主人公メカ・ゴーバリアンのデザインがかの『マジンガーZ』に酷似していることで(悪い意味で)有名な作品。これについては、ナック(及びスポンサー)が永井豪とダイナミック企画に「主役ロボの顔をマジンガーにしてほしい」と言う要望を出した事によるものということである[1]。作品上直接的な関連はないためマジンガーシリーズではないが、そのデザインの関係からしばしば「偽マジンガー」「日本版テコンV[2]」などと揶揄される事が多い。ただし『ダイナミックスーパーロボット総進撃!!』では、『グロイザーX』や『鋼鉄ジーグ』等他のダイナミック作品と共演を果たしている。

ナック作品の例に漏れず、OP曲だけはかなり出来が良い。唄っていたネバーランドは、かのレイジーのメンバーが中心となって結成されたバンドである(元レイジーメンバーが結成したもう一つのバンドがLOUDNESS)。

ちなみに本放送時の時間帯は、水曜19:30。そう、裏番組にフジテレビ系列であの『うる星やつら』が放送されていたのである。当然うる星の足元にも及ばないナッククオリティに加え、前述のようにデザインがマジンガーZに酷似していたことからもマニアの間でも不当なパチモン扱いされ、ものの見事に大コケしたのは言うまでも無い。ただし全くの黒歴史扱いという訳でもないらしく、近年は『マジンカイザー』のプラモデルオリジナルのバリエーションとして、ゴーバリアン風の追加装甲を纏った形態・ゴウヴァリアンが登場したり、後述の公式擬人化キャラクター・ゴーバリさんが誕生したりと、意外にも新規展開に恵まれている。

ゴーバリさん[編集 | ソースを編集]

『マジンガーZ』を初めとする東映アニメーション・ダイナミック企画作品のキャラクターを萌え擬人化したアニメ作品『ロボットガールズZ』及びそれを原作にしたソーシャルゲーム『ロボットガールズZ ONLINE』に登場した、ゴーバリアンの公式擬人化キャラクター。ダイナミック企画側の意向による登場と思われ、ナックが直接関与しているかは不明。

東映アニメーション作品出身ではない事もあってか、アニメ本編には登場せず、全話収録Blu-rayのおまけエピソードが初出。『グロイザーX』がベースのグロちゃん、『Xボンバー』の主役機ビッグダイXがベースのXさんと3人で、チームMを結成している。自身の原作の知名度の低さに重度のコンプレックスを抱いており、いつかメジャーになる事を夢見ているという、かなり尖ったキャラクター設定の持ち主。特に虎柄のビキニに対してはトラウマに近い拒絶反応を示す。チームMという名前もメジャーになりたいという3人の想いでMajorの頭文字から取られているが、周囲からはMinorのMだと揶揄されてしまう。CVは村川梨衣氏が担当。気持ちが沈むとカタコト口調になってしまうが、逆に驚いたりテンションが上がると奇声を発する。

『ONLINE』においては、同じくゴーバリアン出身のキャラクターとして、サイコアーマーレイドのレイちゃん、サイコアーマーガロムのロムやんの2名もデザインされた。ゴーバリさん自身も水着と私服の衣装バリエーションに加え、強化形態であるゴーバリさん・HP(ハイポテンシャル)が登場。

前述のとおり純粋なナック産のキャラクターとは言い難いものの、ナック関連キャラクターとしては希少な現代風の美少女として、主にゴーバリアンMADで独特の存在感を放っている。尚『ONLINE』は既にサービスが終了しており、当時の情報やMAD素材に関しては動画サイト上に僅かに残っているプレイ動画の断片や、当時のプレイヤーが気まぐれで投稿する素材を発掘するほかない。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 実際に没デザインに関してはマジンガーには全く似ておらず、よりマジンガーに似たデザインとなる様に後から敢えて寄せていった事が伺える。
  2. 「テコンV」とは韓国のロボットアニメ映画。こちらも主人公メカがマジンガーZに酷似している事で悪名高いアニメである。